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GI値って何だろう? 第2回 〜炭水化物の含有率がポイント?〜

グルメな方もグルマンな方も気になるキーワード「GI値」に関する調査の第2回です。
前回の内容から「ある食品を摂取してから2時間の血糖値の変化をブドウのそれと面積で比較」というところまでわかったのですが、それではその摂取する量はどうなってるんでしょう?
あっ、ちょっと話がずれますが「GI値はブドウ糖を摂取した時の血糖値上昇スピードを100として相対的に表わされている」なんてトンデモな事を書いてるサイトもありますね (- -;
さて、色んなサイトを検索したのですがどのサイトもGI値は書いてあるのですが、どこの機関が出した値だなどのソースが書かれていません。
どのサイトの値を信用して良いのかわかりませんが(困ったもんだ)。
とりあえず、ここではダイエットマートってダイエット系のサイトの値を参考にさせてもらいます。

いくつかの食材のGI値を抜き出したみました。
ダイエットマートさんだと食材のGI値とその食材100gあたりのカロリーが表に載っています。
しかし、GI値を測る時に食材をどれだけ摂取したかが載ってません。
えっ、横に100gあたりのカロリーが載ってるから100gじゃないかって?
いえいえ、wikipediaさんにはこう書かれています。
Wikipedia: グリセミック指数

測定基準
食品の炭水化物50グラムを摂取した際の血糖値上昇の度合いを、ブドウ糖(グルコース)を100とした場合の相対値で表す。血糖値の時間変化をグラフに描き、その曲線が描く面積によってGI値を計算する。
GI値 = 「試料」摂取時の血糖値上昇曲線の面積) ÷ 「ブドウ糖」摂取時の血糖値上昇曲線面積 × 100

「食品の炭水化物50gを摂取した」……って何のコッチャ?ですが、その食材に含まれる炭水化物の量が50gになる分だけその食品を食べるって事です。
例えば、その食品が100%炭水化物で出きていれば50g摂取で良いですし、炭水化物が10%しか含まれていないなら500g摂取する必要があります。

先の表にカロリーSlismって別サイトで調べた食品中の炭水化物の割合から、どれだけ食品を摂取したかを計算して追記してみました(右端の列)。
結構、食材によって摂取する量が違うんですね。
さつまいものGI値が低いからって事で「さつまいもダイエット」なるものが色んなサイトで紹介されてますが、この辺りの事を考慮してるのでしょうか疑問です。
じゃがいも(90)よりさつまいも(55)の方がGI値が低いから、じゃがいもの代わりに「同量」のさつまいも食べたら……
思ったようなダイエットにはならないかも知れません。
あと、ここで気になるのが「こしょう」。
計算では438gを摂取してから2時間の血糖値を測る事になります。
でも、こしょうをこんな量食べる事が可能でしょうか?なんの我慢ゲーム?
また炭水化物が数%しか含まれていない食材のGI値が載っているサイトがありますが、本当に測ろうとするとその食材を数kg摂取する必要があります。
こんなの大食い王選手権に出るような人たちじゃないと無理ですよね?
ソースもなくこのような食材のGI値が書かれているサイトは信用しない方が安全かも知れません。
(「第3回 〜(タイトル未定)〜」につづく)

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