普段、暴飲暴食気味な私……
そのクセ、健康診断と言えば会社で毎年受ける、胸部X線、バリュームを飲んでの胃のレントゲン、腹部エコーぐらい。
そんな私に最先端の検査体験の機会が。
逆瀬川にある宝塚病院では以前からCTを導入していたのですが、この度、最先端のCTの導入および「友の会」発足にあたり体験取材のお声がけを頂き行ってきました。
※自分の分かる範囲で正確に書いたつもりですが、なにぶん医学は素人。誤った点などありましたらコメント等でご指摘おねがいします。
先ずは馬殿医院長より突然死に関する講義。
正常な血管にプラークがたまり動脈硬化に……
この固まった壁がペロっと剥がれて脳の血管に詰まると脳梗塞、心臓の血管に詰まると心筋梗塞。
そしてこのプラークにはカルシウムが沈着して石灰化という現象がおこります。
心臓CTではこの心臓周りの血管の石灰化を細かく検知することができるそうです。
Caスコア(この値が大きいと石灰化が進んでいる)が0ということで石灰化が起きていない心臓の画像。
※この画像がそのまま撮れるわけではなくて、コンピュータで画像処理しています
分かりやすいのは右側の4枚でしょうか、血管が白くすっとしてますよね。
それに対してCaスコア 1200と石灰化が進んだ血管。
比較すると一目りょう然、血管が白と灰色でまだらに……
講義が済んだら、CT検査体験です。
心臓を本格的に検査する場合は1回目大きな範囲でCTを行い、心臓の位置を特定してから、造影剤を入れて心臓のみを再度CTと二段階になるそうです。
※造影剤が入ると血液自体が映るので石灰化以外でも血管が細くなっている場所などが詳細に分かります
今回の体験は1回目の大きな範囲でのCTのみです。
因みにこの1回目の大きな範囲でのCTは心臓と肺の位置関係から肺も上から下まで撮影することになる為、肺の検査も行えるそうです。
この為、今回の体験検査では肺のチェックと心臓の血管の石灰化のチェックをして頂きました。
あかん、なんか見つかったらどうしよう。
「わーい、最先端の検査が体験できる〜♪」って喜んで行って、「肺に影がありますね……」とか「心臓の血管が石灰化で詰まる寸前……」なんて言われたら orz
検査の直前になって怖くなってきました (ToT
最先端なCTは「SIEMENS SOMATOM Definition Flash」!!!
X線を出す部分と受ける部分のセットが2対になっている為、これまでの1対のものに比べて単純に2倍の速度で検査ができます。
CTってX線を出す部分と受ける部分が体の周りを回転するのですが、なので体が通る部分のまわりが丸く円になってます、これの1回転が0.28秒!!!
ここをベッドに乗った身体が通っていくのですが、1回転の時間が早くなれば、この身体を通す速度(=検査時間)も早くすることができる。
身体が通っていく間は息を止めておく必要があるので、これが早くできるってことは患者さんにとって息を止めておく時間が短かくて良いってメリットがあるのですね♪
先に着物妻が検査した後に、次は私の出番。
妻の検査の時には装置を操作する部屋に入れてもらったのですが……
いや、ほんま、動き出してからスグに終わる。
メッチャ早いですね！！！
って言ったら、馬殿医院長。
「あっ、貴方はもっとかかりますよwww」と orz
脂肪層を含む、身体の厚さによって、やはり太っている人は標準体型の人より若干時間がかかるそうです。
ってその話は説明の時に聞いたぞ！
再度言われなくても覚悟はしてますってば (^^;
たしかに、妻の時よりは時間がかかったような気もするけど……
おーっ、なんかグルングルン回ってる〜
あーっ、動き出した〜
スゲー！カッケー！
って思ってる間に終了しました ;-)
そして、しばらくして、一人一人、診察室に呼び出されて検査結果発表。
我が家は夫婦2人で呼ばれました。
妻の分は本人からレポートがあると思うので、私の分だけ。
コマ送りで身体の上から下に向かって動かして見せていただいたのですが、その途中の画像。
心臓が見え始めて少ししたところかな。
心臓って左胸ってイメージがありますが、ほぼ真ん中にありますね。
こちらはもっと下。
さて、検査結果は！？
・肺に影(腫瘍っぽいもの)は見受けられず
・心臓周りの血管に石灰化は見受けられず
きゃほーっ、今回の検査結果としては「問題なし」。
ふぅ、良かった〜
太ってたり、血圧が高めだったり、喫煙者だったり……とマイナス因子いっぱいだったわりには何もないねと (^^;
おまけ。
心臓を超えて下の方まで撮影してるので、肝臓(左側の大きな部分)やら他の臓器まで。
あっ、後、腹回りの皮下脂肪まで…… orz
しかしなんだ、まん丸やな！
背骨と内臓なかったら、前か後か縦か横かさえわからん。
肺と心臓の血管の検査と言う意味では問題は見つからなかったけど、痩せろってことやね。
これからも美味しいもの食べて、美味しい酒を飲み続けるためにも、もう少し痩せるよう努力します m(_ _)m
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